git の役割
November 13, 2015
1. git でできそうなこと
- 原稿作成のステップをバックアップもつくりながら記録する。
- つまり、作成途中の原稿を、ステップごとに自分のコンピュータとサーバへ保存する。
- 自分の望む過去のステップの原稿を再現する。
- 複数の修正案をつくり、それぞれの作成ステップを記録する。
- 複数の修正案のちがいを比較し、希望部分を組み合わせた新しい修正案をつくる。
- 一番完成に近い (と自分が考える) 中心原稿にしるしをつける。
- 修正案の枝分かれと融合など、修正案の系譜 (修正案の親子関係) を記録する。
2. git での原稿バージョン管理の手順
今ぼくが進めている手順を日本語のアルゴリズムにすると、こんな感じ。
- 新しい原稿ファイルをつくる。
- 原稿作成のための作業フォルダ (ローカル) を、コンピュータの中につくる。
- 原稿のバックアップを保存するフォルダ (リモート) を、サーバの中につくる。
- 記録したいステップの原稿を固有の名前、日時、短いノートをつけ、保存する。
- 修正案が枝分かれするとき、それぞれの枝に名前をつける。
- 枝分かれした修正案を合わせるとき、それぞれの原稿の矛盾がないか確認する。
- 矛盾か所を対比しながら、新しい修正案をつくる。
- 不要になった枝の記録を削除する。
3. miscellaneous
- 枝分かれした修正案の矛盾点を対比する作業は、テキストエディタが読み書きできる形式のファイルで可能。
- git は vim や Emacs と相性がいい印象。
4. 参考にしたオンライン情報
git の機能全般と具体的な操作法は、これらを参考にしている。
git のおもしろさは、原稿作成という目標実現のプロセスを流れ図 (いわゆるフローチャートとはちがう) モデルとしてイメージしながら管理する点だと思っている。その解説で興味をもった記事は以下。