on outline processing, writing, and human activities for nature
2. ぼくと Org
2-a. Org の機能すべてはつかわない
前節「1. Carsten さんと Org」では、Org の作者 Carsten さんが、どういうねらいで Org をつくったのか、ぼくが大切だと思う点にしぼって紹介しました。
でもそれは、Org の多様な機能のごく一部です。先に紹介した Carsten さんの動画でも、Org に特徴的な機能を最低限説明するのに1時間弱かかるほど、その機能はたくさんあります。
たとえば、Org のマニュアル「The Org Manual」には、以下の15項目が、リストアップされています。
ぼくの場合、これらの機能をすべて「つかいこなす」つもりは、もちろんありません。自分がつかいたいと思う機能にフォーカスし、その一部をつかうだけで満足しています。
具体的には、今のぼくが毎日のようにつかう機能を上のリストから選ぶと、以下の6項目だけです。
そして、これだけでも満足しているところもあるのですが、必要なとき、しかも心に余裕のあるときに、しらない機能の一部をぼくの「延長された表現型」としてつかえるよう、探検する時間をとりたいとも思っています。
ただし、このリストにある機能をすべて「つかいこなす」ことよりも優先して愉しんでいるプロセスがあります。
それは、自分で関数をつくり、その手づくりの機能を自分の Org の一部としてつかいながら、つくり直していくこと。もちろん、今のところ、小さな機能しかつくることができません。でもぼくとしては、それで充分な気がしています。
次回は具体的に上の6つの機能をどうつかっているのか、ぼくの Org ファイルを恥ずかしくない程度に紹介する予定です (笑)。