on outline processing, writing, and human activities for nature
たとえば、これから一年のことにフォーカスして、いちばんやりたいことを3つ(5つでもいい)にしぼったリストをつくり、それをポケットに入れてもち歩く。
たとえば、フィールドワークしながら新しいやりたいことのアイディアがうかべば、ポケットからそのリストをとりだして、3つのアイディアの上に、少しあいだをあけてかきこむ。
このとき、走り書きではあるのだけれど、できるだけ主語と動詞のある完全な文章でかくことが大切。そうでない文章は、意味があいまいになったり複数の意味をもつようになったりして、かいたときの意図以外の意味まで含まれる可能性があるから、というのがその理由。
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で、その夜でもいいし、つぎの日の朝いちばん、あるいは週末の朝でもいい。そのリストを、見なおしてみよう。
まずは、新しくかきとめたアイディアを、他の3つと合わせてながめる。どれかとひとつにできないか。あるいは、このアイディアをつかって3つをひとつにまとめたり、2つに減らしたりできないか。
できないと思ったら、3つのアイディアひとつずつと、やりたい度合いをくらべてみる。これまでの3つのどれかよりもやりたいことなのか、そうでもないのか。
直感で決めてもいいし、論理的に選んでもいい。論理的に新しいアイディアを選ぶ理由を説明できるときは、その説明を新しいアイディアの下層にかいてから隠してしまおう。
そしてこれまでの3つのうち、どれを外すかを決めよう。これも直感で決めていいし論理的に決めてもいい。論理的に説明できるときは、理由を外すことにしたアイディアの下層にかいてから、これまた隠してしまおう。
それから「未来」という箱をつくり、外すアイディアを、それを外す理由(アイディアの下に隠してある)と一緒に、「未来」の箱に放り込んでしまおう。もちろん、新しいアイディアが、この「未来」ボックスに入ることもある。
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さて、上の操作が終わると、目の前のポケットリストには今自分のいちばんやりたいこと3つと、その下に置かれた「未来」ボックスがひとつ。
珈琲でも淹れて、お気に入りのカップで珈琲時間を楽しんだら、その小さなリストの画面左下にある「Save」ボタンを押そう。ポケットリストが、その瞬間のイメージ、つまりリストの内容をデータと一緒にタイムスタンプつきで保存してくれる。
このポケットリストは、毎朝、たとえば Mac や PC の大きな画面とキーボードを使って一日の段どりを組み立てるとき、たとえばキーボードのとなりに置いて、何をやって何をやらないのか、判断に迷ったときのものさしとして使う。
そう。ポケットリストは、Tak.さんの『アウトラインプロセッシングLIFE』のBEとASという2つのリストとにているし、少しちがった役割ももっている。
必要なときは、そのポケットリストの裏側にあるデータや過去のリストの集まりを、Mac や PC にたとえば時系列に沿ってよび出して眺めたり、按配したりもできる。
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これが、今のぼくが夢みる暫定版 Dynabook-2021。
そう。ぼくにとっての暫定版 Dynabook は、ポケットサイズのやりたいこと3つ(ひとつでも、5つでもいい)のリストと、それを育てるためのダイナミックなアイディア・データベース。
まずはそれだけで、暫定的だけど100%満足(にやり)。