on outline processing, writing, and human activities for nature
いろいろあるようにも見える「オブジェクト指向プログラミング」の中で、ぼくがいちばん興味をもっているのは、Alan Kay がこのページで説明しているものです。
"OOP to me means only messaging, local retention and protection and hiding of state-process, and extreme late-binding of all things."
Dr. Alan Kay on the meaning of "object-oriented programming"
このアイディアが、たとえば「延長された表現型」と Richard Dawkins によってよばれた「道具」としてのコンピュータの可能性を探る、大きな実験のためのアイディアではないかと予想しているからです。
オブジェクトといってしまうと、いろんなものがオブジェクトに含まれてしまいますし、オブジェクトを単位とした情報処理というのでは足りない要素が大きい気がします。
Kay の文章にもあるように、Smalltalk (-72) や Lisp という言語とその開発環境が、この OOP というプログラミングスタイルを実現している例だと考えています。