on outline processing, writing, and human activities for nature
Mastodon を本格的につかいはじめて7か月がたちました。
今のところ、比較的居心地のいい、かいたりよんだりするのが愉しい場所だと感じています。
個人的には、ボランティアによって維持される小さいサーバ (インスタンス) のネットワーク、という特徴が Mastodon の魅力のひとつ。藤井太洋さんの『巨像の肩に乗って』にでてくる〈マストドン〉のイメージです。
しかし、ボランティアで維持されている小さいサーバの連合だから、今の Twitter などが抱える問題が起こらないと単純に期待していいのかどうか、ぼくにはまだ自信がありません。
いわゆる分散型とよばれる SNS でも、ユーザーの心もちやマナーが Twitter をつかう人たちと同じであれば、人数が増える中でたぶん似た問題が生まれるの可能性があるのではないでしょうか。
また、大企業の提供する SNS にも利点があるかもしれません。たとえば国などの大きな権力からの要求にも大企業が「No」といえる力をもっていることは、ここ数年の北米のできごとでも示されています。
個人的な理想は、たとえば草の根運動のネットワークが、政府や警察、大企業と対等な力をもつ社会です。でもそれと SNS のしくみの話しを混同してはいけないとも考えています。
今のところは、今回の騒動をひとつのチャンスと捉えています。しばらくのあいだ、いくつかの SNS を試しながら、自分にとって愉しい情報発信やコミュニケーションとは何かを考える大作戦です。