gofujita notes

on outline processing, writing, and human activities for nature


想定読者

文章をかくときの心がけとして、想定する読者を念頭に置いてかくことは、必須要素のように大切だと考えています。

そして、それと似ていますが、ちょっとちがうコツのようなものとして、「中学生2−3年生が読んでも分かる文章」をいつも心がけるようにしています。これは、自分しか読まない文章から仕事で書く論文も含め、ほぼすべての文章を書くときに、気をつけていることです。

そう心がけ始めたのは、たしか高校の頃。もしかすると、誰かのウケウリかもしれません。

中学2−3年生を想定する理由として、この年齢の人たちが、日本語や外国語 (ほとんどの人は英語だけですが..)、算数 (数学) に自然科学 (理科) など、ひとりの人間として生きるために大切なことを、大体ひととおり学校で学び、それを自分なりに咀嚼し始めた時期と、考えているからです。

大学学部を卒業して結婚した頃、2年間くらいでしたでしょうか、何をしたいかかなり迷った時期がありました。で、塾の講師で稼いだりしてました。そのとき、いい機会と思い、小学や中学、高校の教科書と指導要領、参考書などを読み漁りました。

くわしく書くと長くなりますが、ぼく自身は中学や高校の頃、あまりというか、ほとんど教科書や参考書を読んでいなかったので、かなり新鮮でした。指導要領みたいな副読本?は、ほんとによくできていると思いましたが、ひねくれてたんで、その通りにはやらないようにしたことも覚えています。余談。

で、この考え方で大丈夫そうだなと思ったのですが、小学や中学、高校で教員をされている皆さん、そういった人が身近にいる皆さん、いかがでしょうか。

中学生に理解できない (と自分が感じるような) 文章しかかけないときは、自分が書きたいと思っていることをまだ理解できてない。だからもう一度、考えを整理したりアウトラインをつくり直す必要がある、と考えるようにしています。

ただし、このところ本物中学生が身近にいないので、その想定がずれちゃってる可能性もあり、それが難点でもあります(笑)。

皆さんは、こういった読んでくれそうな読者の年齢相 (知識の経験相)を想定してますか?