on outline processing, writing, and human activities for nature
ぼくにとって楽しい仕事サイズ。
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自分の想いを、具体的な形にしやすいサイズ。自分が納得できる形を、ずっと目指すことのできるサイズ。そして、自分にとっていちばん大切なことを、真ん中にもってこれるサイズ。
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いちばん大切と思うことは、自分で「もの」をつくること。たとえば、論文やエッセイなどの文章や、もう少し小さく、その文章をつくるセンテンスや言葉でもいい。
それをつくるための部品や道具、一目でわかるグラフや、みんなが使いやすい調査法のデザイン。そして、集めたデータを手軽に解析できるスクリプトもいい。気軽に育てられるデータベースなんかができたら、とてもうれしい。
みんなが、思わず自分でかきたくなるような絵もつくりたいし、見ただけでちょっとほっとするような文字がかけたら嬉しい。
そして、そういったものがひとつにまとまった本も、いいなぁと思うときがある。
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そのための作業は、少なくとも8割くらいを自分ひとりでできる。残りの2割くらい、数人のチームでやって楽しめるようにもしたい。
だから、対象にする場所も小さめに。
たとえば、よく通いよく考える範囲は、町か村。あるいは小さな島。そこに暮らす生きものや人、それを支える地面や空気。それらがつくる風景。そして社会。
1−2か月に1回くらい通いながら、いつも意識するような範囲は、そこから数10キロか100キロ四方くらいの場所。
年に1−2回くらい通い、でも大切な場所としてとっておく範囲は、そこから1000キロ四方くらい。
自分がいちばん大切と思う場所を、いちばん真ん中にもってこよう。
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お金儲けしてもかまわないし、生きていくためには稼がなければと焦っちゃってもオーケー。
自分や家族のことを一番に考えていることが見え見えだけど、分かりやすい社会貢献を目指すのも諦めないでおこう。
「社会貢献」。それは流行りの社会問題の解決とは限らないし、宇宙の真理探究じゃなくてもいい。ほんの少しでいいから、社会を変えようとする気持ちを捨てないでいよう。
「分かりやすい」というのは、ほかの価値観に合わせることではないし、ほかの世界観に乗っかることでもない。
自分だけがその価値を認めているのではないことを、自分がほんとうに納得できるようにすること。