gofujita notes

on outline processing, writing, and human activities for nature


アウトライン・プロセッシング定義集

気になっている言葉を選んで、今の自分の定義を整理してみる試みです。たまにつづくと思います。

Chiteki seisan 知的生産

ぼくはこの言葉を英語に翻訳できないし、外国で育った人たちに、この言葉が指し示すものを短く説明できない。日本では、思った以上に小難しいものとして敬遠されがちな、プロセスの呼び名。ああ、もったいない。

Indent インデント

横書きなら、文字の左端先頭に空白を入れること。インデントを入れることで、テキストのリストに見かけ上の段差をつくることができる。その段差によって、リストを構成する項目の階層構造、つまりツリー構造を表現する。アウトライナーでは、[tab] キーをたった1回押せば、ひとつインデントできることが多い。そう、たった1回。だからこそ、本当に必要かどうか、それをつくりだすときに、最大限の注意が必要な記号でもある。ぼくは、そう考えている。

Outliner アウトライナー

たとえばあなたが研究者で、気合いを入れて書いた論文原稿の Introduction (はじめに) に対して、査読者や編集担当、そして初稿に同意してくれていた共著者までもから、ああだこうだ、色んなことを言われたとする。そして、そのコメントの意図をできるだけ全部汲んで、エディタやワードプロセッサを使ってリライトしようとして行き詰まり、どうにもならないように感じたとする。

そんなあなたが、Introduction の原稿をそこに放り込めば、あれあれ不思議、何とか自分なりには満足できるリライトが完成する、という道具。ただしその道程は、五里霧中であり、苦難に満ちている。そしてそれ故に、あなたとアウトライナーとの友情が深まるだろう。しかし、それが道具であることを、忘れてはならない。

WorkFlowy (わーくふろういー)

アウトライナーの中の人気者。いろんなところが、一見してすごいところがすごい。だからあまり応援しない。