on outline processing, writing, and human activities for nature
この夏、彼女が古くからの友人と一緒に、高校時代の先生だった M さんと話してきた。
M さんは、とても元気な71歳。
M さんは、高校教員を途中で辞めたあと (この辞めっぷりも M さんらしい、きっぷのいいものだったらしい)、今も大学の講師として稼ぎながらくらしているのだそうだ。
新しいことを学びながら、学んだことを教えつづけている。それがおもしろくて仕方ないと、M さんは熱く語ったという。
そして、講師よりももっと熱く取り組んでいるように見えるのが茶道。
昨年の秋に一度茶会に招待されたのだけれど、茶道がつくる空間がひとつの表現であり、必要最小限の道具と場所を、あるタイミングと順番で使うことで、この世界や宇宙を表現できることを知った。
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先月末、四国に戻ったときに一緒だった母や叔母たちも、いつも笑い声が絶えない人たちだった。そして、この M さんも女性。
性別でくくった言い方をあまりしたくないのだけれど、70歳を超えてなお自然に元気な人には、女性が多い気がしている。
少しうらやましいと思うのと、M さんたちが20代30代を過ごした時代に働く女性の経験した話題を漏れ聞くと、その時代を乗り越えた人たちだからこその逞しさもあるのかなと思いいたり、少し複雑な気持ちにもなる。