on outline processing, writing, and human activities for nature
使い捨てじゃない道具は、ある程度は高価でもいいから、つくる側が丹精込めても儲けられる。
丹精込めてつくられたものが多いから、つかう側が大切にしても裏切られない。つまり、壊れにくいし、修理できる。
丹精込めてつくるから、自分の思う形を手に入れられる可能性も高いか、選択肢がたくさんある。
だからいつでも気楽に、思うようにつかうことができる。
タブレットやコンピュータ、そこで使うソフトウェアがそういう道具になると嬉しいけど、今のところたぶん難しい。おっさん的経験では、がんばって長持ちさせて5年くらい。10年はやっぱりちょっときつい。
だからせめて、かく道具のペンくらいはそういう丹精込めたやつにして、ちょっと大事にしてみたい。
で、気持ちのいい雨の日の午後に「あぁ、こいつと出会ってもう40年か」なんて思ったりしたら、もう最高。
たかがペン一本と一緒に、人生の半分をすごす。それは、田んぼの森が毎夕金色に染まる風景の中でくらすのと同じくらいに、すばらしいこと。
たぶんね。