Dave Winer は、かつてこう書いた。
私は Engelbart に話した。私たちのアウトライナーの成功は、考えるプロセスを理解する人たちと共にある。誰もが考えることはできる。しかし、そのやり方に気づいているひとは、ほんの一握りだ [1]。
そしてぼくらは今、この本を手にした。
「アウトラインを利用して文章を書き、考えること」がアウトライン・プロセッシングです [2]。
アウトライン・プロセッシングという言葉が、多くの人に読まれる入門書のタイトルになった。そして、アウトライナーという目に見え操作できる道具を一種の語り部に、考えるプロセスが1冊の本をとおして綴られた。その価値は、決して小さくない。
さあ、日本中、いや世界中のみんな。アウトライン・プロセッシングのこれからを考えようじゃないか。