gofujita notes

on outline processing, writing, and human activities for nature


混沌に耐える

ぼくはよく「自分のものにする」と書いてしまう。

しかし、ことを急いではいけない。

大きな混沌を前にしながら観察し混沌に教わり、混沌に堪える時間も、認めるのである。

とにかく整理してしまうと安心できるし、自分なりの解釈が文章になると、喜んでしまうことが多い。

とくにそれが、オリジナリティと呼びたくなるものであればなおさらである。

そのとき、混沌を選ぶ勇気を支えるのは、おそらくこの世界に対する誠意であり、謙虚であり、それを大切にするのだという勇気である。