gofujita notes

on outline processing, writing, and human activities for nature


かっこいい

I くんがかっこいい。I くんは、奥さんの元同僚で、仕事を辞めて実家のある静岡に戻ったおっさん。

山村に暮らし、ささやかに儲けながら環境教育に携わっているところが理想的。山村で生活しながら、その集落や少し離れた街にくらす子どもたちに、自然や生きものの良さを伝えつづけてるなんて、いいなぁ..。

花巻にある小さなベーカリー G もかっこいい。

「おいしいパンをつくっていることが伝われば、駅から遠くても、大きな街でなくても、家族が一緒に楽しく生活できるくらいは儲けられる」 そんな見通しを立て、実行しているところに倣いたい。

そして、SF 作家の F さんもかっこいい。

自分のやりたいことは、強い言葉を発信すること。そのために SF というジャンルを選び、書きつづけることにフォーカスしている姿に勇気づけられる。

ぼくから見て、この人たちに共通することは3つある。1) 自分のウリを謙虚に眺め、2) 自分の限界も認めながら、3) 適度ないい加減さで目標をデザインしている。

具体的には、こんな感じ。

1) 自分のウリを謙虚に眺める

  • I くん:静岡の街と山村での環境教育プログラムを企画し運営できる
  • ベーカリー G:他で食べられないおいしいパンを焼ける
  • F さん:いい SF 作品を書くことができる

2) 自分の限界を認める

  • I くん:大都市や世界的なスケールで新しい環境教育の企画や運営を大々的にはやらない
  • ベーカリー G:お菓子づくりで修行したけれど、お菓子では食べていかない。東京などの大都会で商売しない
  • F さん:科学者の強い言葉に感銘を受けたけれど、科学者にはならない

3) 適度ないい加減さを備えた目標をデザインする

  • I くん:山村の生きものと人々の生活の良さを普及する
  • ベーカリー G:おいしいパンのある生活ができるようパンをつくりつづける
  • F さん:自分が納得できる SF を書きつづける。納得できる SF とは、未だ存在しない技術や社会的思想の成り立ちの説明を逃げずに書いた作品

(このリストには、もちろんぼくの勘違いが入っている可能性があるので、ご注意を)

さて、それではぼくなら、どうするか。