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ecology of biodiversity conservation

notes

on ornithology, ecology, conservation of biodiversity, natural history, evolution, outliner as a personal dynamic media, and writing


Argenteuil (アルジャントゥイユ). April 25 2015

Monet の Argenteuil [1]。

たまに行く美術館で、たまに眺める絵のひとつ。

重い雲が地平線の遠くから、うねるようにこちらに連なっている。

しかし太陽の光は強く雲を照らし、一部が雲を通り抜ける。

その光る雲は、水面に映り、高い塔をもつ建物の影の先で揺らめく。

水面は、たぶん川面だろう。

湖のように大きく、ゆっくり流れる川面だろう。

塔の先の影は、川面の波でいくつもに分かれていたと思う。

Monet は、どのようにしてこの瞬間を描いたのか。

何か月も通い続けながら、同じ瞬間をひろい集めたのかも知れないし、

その瞬間を記憶して、あとは頭の中にある像をそのまま描いたのかも知れない。

この瞬間を描くという強い意志と

それを形にする無数の技術を鍛錬せずには、

描くことのできない絵。

この瞬間が他の何よりも大切という

瞬間への強い憧れと尊敬なしでは、

描くことができない絵。


  1. ご存知のとおり、Monet はいくつもの Argenteuil を描いています。この記事の絵がどの Argenteuil かは、想像にお任せ、でいいですね。もしあなたが、Monet の絵をゆっくりみたことのない人なら、この有名すぎるくらいに有名な人の作品をもう一度「みる」機会にしてはいかがでしょう? 短い記事ですが、実は2年くらいアウトライナーの中で他の文章とくっついたり離れたりしていたものです。絵という形で表現された作品の本質を言葉という別の手段で説明することは、無理ではないかと思いながら、でも挑戦したいと思っていることのひとつです (やっぱり無理かな.. 笑)。


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